次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、機器の材料および圧力容器について正しいものはどれか。
イ.圧力容器に用いる板厚が一定のさら形鏡板に応力集中は起こらない。
ロ.圧力容器の円筒胴では、接線方向の引張応力は長手方向の2倍となる。
ハ.二段圧縮冷凍設備における設計圧力は、高圧部、中圧部および低圧部の三つに区分され、高圧部では通常の運転状態で起こりうる最高の圧力を用いる。
ニ.圧力容器に使用する鋼材の腐れしろは、材質、使用条件によって異なる。
1:イ、ロ
2:イ、ニ
3:ロ、ハ
4:ロ、ニ
5:ハ、ニ
答:4
イ.誤り。応力集中は、形状や板厚が急変する部分やくさび形のくびれの部分に発生しやすい。板厚が一定のさら形鏡板であっても応力集中は起こる。
ロ.正しい。圧力容器の円筒胴では、接線方向の引張応力は長手方向の2倍となる。
ハ.誤り。二段圧縮冷凍設備における設計圧力は、高段側の圧縮機の吐出し圧力以上の部分を高圧部とし、その他を低圧部として取り扱う。
ニ.正しい。圧力容器に使用する鋼材の腐れしろは、材質、使用条件によって異なる。
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