次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒および潤滑油について正しいものはどれか。
イ.アンモニア冷媒は水と容易に溶け合ってアンモニア水になるので、冷凍装置内に多量の水分が存在しても性能に与える影響はない。
ロ.フルオロカーボン冷媒の液は潤滑油よりも重いが、これらは互いに溶解して溶液になることが多い。
ハ.フルオロカーボン冷媒は化学的安定性が高い冷媒なので、装置には銅や銅合金をはじめ、マグネシウムを含むアルミニウム合金の配管や部品の使用には制限がない。
ニ.圧力一定のもとで非共沸混合冷媒が凝縮器内で凝縮するとき、凝縮中の冷媒蒸気と冷媒液の成分割合は変化しない。
1:イ
2:ロ
3:ハ
4:ニ
5:イ、ロ
答:2
イ.誤り。アンモニア冷媒は水と容易に溶け合ってアンモニア水になるので、冷凍装置内に微量の水分が存在しても性能に与える影響はない。ただし、水分が多量に侵入すると装置の冷凍能力が低下する。
ロ.正しい。フルオロカーボン冷媒の液は潤滑油よりも重いが、これらは互いに溶解して溶液になることが多い。
ハ.誤り。フルオロカーボン冷媒は化学的安定性が高い冷媒なので、装置には銅や銅合金が使用できる。しかし、マグネシウムを含むアルミニウム合金に対しては腐食性があるので使用してはならない。
ニ.誤り。圧力一定のもとで非共沸混合冷媒が凝縮器内で凝縮するとき、凝縮中の冷媒蒸気と冷媒液の成分割合は変化する。
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