次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、安全装置について正しいものはどれか。
イ.圧縮機に取り付けるべき安全弁の最小径は、ピストン押しのけ量の平方根を冷媒の種類により定められた定数で除して求められる。
ロ.溶栓付きのフルオロカーボン冷媒用シェルアンドチューブ凝縮器において、溶栓が100℃の高温吹出しガスにさらされても、問題なく運転を継続できる。
ハ.高庄遮断装置の作動圧力は、高圧部に取り付けられた安全弁の吹始め圧力の最低値以下の圧力であって、かつ、高圧部の許容圧力以下に設定しなければならない。
ニ.液封による事故を防止するために、液封の起こるおそれのある部分には、溶栓、安全弁、破裂板または圧力逃がし装置を取り付ける必要がある。
1:ロ
2:ハ
3:イ、ロ
4:ハ、ニ
5:イ、ハ、ニ
答:2
イ.誤り。圧縮機に取り付けるべき安全弁の最小径は、ピストン押しのけ量の平方根に冷媒の種類により定められた定数を乗じて求める。
ロ.誤り。溶栓の溶融温度は原則として75℃以下である。溶栓は温度によって溶融するものであるから、高温の吹出しガスにさらされる部分や冷却水で冷却される部分などに取り付けてはならない。
ハ.正しい。高庄遮断装置の作動圧力は、高圧部に取り付けられた安全弁の吹始め圧力の最低値以下の圧力であって、かつ、高圧部の許容圧力以下に設定しなければならない。
ニ.誤り。液封による事故を防止するために、液封の起こるおそれのある部分には、溶栓以外の安全弁、破裂板または圧力逃がし装置を取り付ける必要がある。
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