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H23保安管理技術-問12

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧力容器について正しいものはどれか。

イ.応力集中は、容器の形状や板厚が急変する部分やくさび形のくびれの先端部に発生しやすいため、鏡板の板厚はさら形よりも半球形を用いたほうが薄くできる。

ロ.一般の鋼材の低温脆性による破壊は、低温で切欠きなどの欠陥があり、引張応力がかかっている場合に、繰返し荷重が引き金になってゆっくりと発生する。

ハ.二段圧縮の冷凍設備では、低圧段の圧縮機の吐出し圧力以上の圧力を受ける部分を高圧部とし、その他を低圧部として取り扱う。

ニ.圧力容器の円筒胴の設計板厚は、設計圧力、円筒胴内径、材料の許容引張応力、溶接継手の効率および腐れしろから求めることができる。

1:イ、ロ

2:イ、ハ

3:イ、ニ

4:ロ、ハ

5:ロ、ニ

答:3

イ.正しい。応力集中は、容器の形状や板厚が急変する部分やくさび形のくびれの先端部に発生しやすいため、鏡板の板厚はさら形よりも半球形を用いたほうが薄くできる。

ロ.誤り。一般の鋼材の低温脆性による破壊は、低温で切欠きなどの欠陥があり、引張応力がかかっている場合に、衝撃荷重が引き金になって突発的に発生する。

ハ.誤り。二段圧縮の冷凍設備では、高段側の圧縮機の吐出し圧力以上の部分を高圧部とし、その他を低圧部として取り扱う。

ニ.正しい。圧力容器の円筒胴の設計板厚は、設計圧力、円筒胴内径、材料の許容引張応力、溶接継手の効率および腐れしろから求めることができる。

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