次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、安全装置について正しいものはどれか。
イ.高圧遮断装置の作動圧力は、圧縮機に取り付ける安全弁の作動圧力と同じに設定する。
ロ.安全弁にはそれの検査のために止め弁を設けることができるが、検査時を除き止め弁を開にしておき「常時開」の表示をする。
ハ.溶栓は、温度の上昇を検知して冷媒を放出し、過大な圧力上昇を防ぎ、温度の低下とともに閉止して冷媒の放出を止める。
ニ.破裂板は、圧力の上昇を検知して冷媒を放出し、過大な圧力上昇を防ぎ、圧力の低下とともに閉止して冷媒の放出を止める。
1:イ
2:ロ
3:イ、ニ
4:ロ、ハ
5:ハ、ニ
答:2
イ.誤り。高圧遮断装置の作動圧力は、高圧部に取り付けられた安全弁の吹き始め圧力の最低値以下の圧力であって、かつ、高圧部の許容圧力以下に設定しなければならない。
ロ.正しい。安全弁にはそれの検査のために止め弁を設けることができるが、検査時を除き止め弁を開にしておき「常時開」の表示をする。
ハ.誤り。溶栓は、温度の上昇により溶融することで冷媒を放出し、過大な圧力上昇を防ぐが、内部の冷媒が大気圧になるまで噴出を続ける。
ニ.誤り。破裂板は、圧力の上昇により破裂することで冷媒を放出し、過大な圧力上昇を防ぐが、内部の冷媒が大気圧になるまで噴出を続ける。
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