Home > 保安管理技術(問1~問10) > H21保安管理技術-問3

H21保安管理技術-問3

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の冷凍能力、動力および成績係数について正しいものはどれか。

イ.圧縮機の冷媒循環量は、圧縮機の押しのけ量、吸込み蒸気の比体積、体積効率の大きさによって決まり、吸込み圧力が低く、吸込み蒸気の過熱度が小さくなるほど減少する。

ロ.圧縮機の駆動に必要な軸動力は、蒸気の圧縮に必要な圧縮動力と機械的摩擦損失動力の和で表すことができる。

ハ.圧縮機の運転条件によって決まる圧力比が小さくなると、断熱効率と機械効率は小さくなり、冷凍装置の成績係数は小さくなる。

ニ.往復圧縮機が冷凍蒸気を吸込んで圧縮し、吐き出す量は、押しのけ量よりも小さくなる。その理由は、圧縮する際のピストンからクランクケースへの漏れ、シリンダのすきま容積(クリアランスボリューム)内の圧縮ガスの再膨張などがあるためである。

1:イ、ロ

2:イ、ニ

3:ロ、ハ

4:ロ、ニ

5:ハ、ニ

答:4

イ.誤り。圧縮機の冷媒循環量は、圧縮機の押しのけ量、吸込み蒸気の比体積、体積効率の大きさによって決まり、吸込み圧力が低く、吸込み蒸気の過熱度が大きくなるほど減少する。

ロ.正しい。圧縮機の駆動に必要な軸動力は、蒸気の圧縮に必要な圧縮動力と機械的摩擦損失動力の和で表すことができる。

ハ.誤り。圧縮機の運転条件によって決まる圧力比が小さくなると、断熱効率と機械効率は大きくなり、冷凍装置の成績係数は大きくなる。

ニ.正しい。往復圧縮機が冷凍蒸気を吸込んで圧縮し、吐き出す量は、押しのけ量よりも小さくなる。その理由は、圧縮する際のピストンからクランクケースへの漏れ、シリンダのすきま容積(クリアランスボリューム)内の圧縮ガスの再膨張などがあるためである。

スポンサーリンク

Home > 保安管理技術(問1~問10) > H21保安管理技術-問3

Page Top

© 2011-2023 過去問.com