次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍設備の冷媒ガスの補充用の高圧ガスを車両に積載した容器(高圧ガスを充てんするためのもの)により移動する場合について一般高圧ガス保安規則上正しいものはどれか。
イ.液化アンモニアを移動するときは、防毒マスク、手袋その他の保護具並びに災害発生防止のための応急処置に必要な資材、薬剤及び工具等を携行しなければならない。
ロ.質量50キログラムの不活性ガスである液化フルオロカーボンを移動するときは、移動に係る技術上の基準等の適用を受けない。
ハ.質量50キロの液化アンモニアの充てん容器2本を移動するときは、液化アンモニアの名称、性状及び移動中の危害防止のために必要な注意事項を記載した書面を運転者に交付しなくてもよい。
1:イ
2:ハ
3:イ、ロ
4:ロ、ハ
5:イ、ロ、ハ
答:1
イ.正しい。毒性ガスの充てん容器等を車両に積載して移動するときは、当該毒性ガスの種類に応じた防毒マスク、手袋その他の保護具並びに災害発生防止のための応急措置に必要な資材、薬剤及び工具等を携行しなければならない。
【一般高圧ガス保安規則 第五十条】
ロ.誤り。充てん容器等(内容積が5リットル以下のものを除く。)には、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取扱いをしないことと定められている。よって、質量50キログラムの不活性ガスである液化フルオロカーボンを移動するときは、移動に係る技術上の基準等の適用を受ける。
【一般高圧ガス保安規則 第五十条】
ハ.誤り。可燃性ガス、毒性ガス又は酸素の高圧ガスを移動するときは、当該高圧ガスの名称、性状及び移動中の災害防止のために必要な注意事項を記載した書面を運転者に交付し、移動中携帯させ、これを遵守させなければならない。※法改正『可燃性ガス、毒性ガス、特定不活性ガス又は酸素の高圧ガス』
【一般高圧ガス保安規則 第四十九条】