ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産出した毒素により発症する。
2:ウイルスの感染性は、長時間煮沸しても失われない。
3:潜伏期間は、1~2日間である。
4:発生時期は、夏季が多い。
5:症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。
答:3
1:誤り。ノロウイルスは食品中で増殖せず、人の腸管内でのみ増殖する。
2:誤り。ノロウイルスの感染性は、長時間煮沸により失わせることができる。
3:正しい。ノロウイルスの潜伏期間は、1~2日間である。
4:誤り。ノロウイルスによる食中毒の発生時期は、冬季が多い。
5:誤り。ノロウイルスによる食中毒では、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状がみられる。ボツリヌス菌による食中毒では、筋肉の麻痺症状がみられる。