Home > 労働衛生 > H24前期-問20

H24前期-問20

一次救命処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:気道を確保するためには、仰向けにした傷病者のそばにしゃがみ、後頭部を軽く上げ、顎を下方に押さえる。

2:呼吸を確認して普段どおりの息(正常な呼吸)がない場合や約10秒間観察しても判断できない場合は、心肺停止とみなし、心肺蘇生を開始する。

3:胸骨圧迫と人工呼吸を行う場合は、胸骨圧迫10回に人工呼吸1回を繰り返す。

4:胸骨圧迫は、胸が少なくとも5cm沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に約60回のテンポで行う。

5:AED(自動体外式除細動器)を用いて救命処置を行う場合には、人工呼吸や胸骨圧迫は、一切行う必要がない。

答:2

1:誤り。気道を確保するためには、仰向けにした傷病者のそばにしゃがみ、片手で額を押さえながら、もう一方の手の指で顎先を上に引き上げるようにする。

2:正しい。呼吸を確認して普段どおりの息(正常な呼吸)がない場合や約10秒間観察しても判断できない場合は、心肺停止とみなし、心肺蘇生を開始する。

3:誤り。胸骨圧迫と人工呼吸を行う場合は、人工呼吸2回に胸骨圧迫30回を繰り返す。

4:誤り。胸骨圧迫は、胸が4~5cm程度沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に約100回のテンポで行う。

5:誤り。AED(自動体外式除細動器)を用いて救命処置を行う場合、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときには、音声メッセージに従い、胸骨圧迫を開始し心肺蘇生を続ける。

スポンサーリンク

Home > 労働衛生 > H24前期-問20

Page Top

© 2011-2023 過去問.com