呼吸に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:呼吸運動は、主として呼吸筋(肋間筋)と横隔膜の協調運動によって胸郭内容積を周期的に増減し、それに伴って肺を伸縮させることにより行われる。
2:吸気とは、胸腔が広がり内圧が低くなるにつれ、鼻腔や気道を経て肺内へ流れ込む空気のことである。
3:呼吸に関与する筋肉は、延髄にある呼吸中枢によって支配されている。
4:肉体労働をすると呼吸が激しくなるのは、筋肉内に吸収された吸気中の窒素の作用によるものである。
5:呼吸には、肺で行われるものの他に、組織細胞とそれをとりまく毛細血管中の血液との間で行われるものがある。
答:4
1:正しい。呼吸運動は、主として呼吸筋(肋間筋)と横隔膜の協調運動によって胸郭内容積を周期的に増減し、それに伴って肺を伸縮させることにより行われる。
2:正しい。吸気とは、胸腔が広がり内圧が低くなるにつれ、鼻腔や気道を経て肺内へ流れ込む空気のことである。
3:正しい。呼吸に関与する筋肉は、延髄にある呼吸中枢によって支配されている。
4:誤り。肉体労働をすると呼吸が激しくなるのは、血液に吸収された二酸化炭素の作用によるものである。
5:正しい。呼吸には、肺で行われるものの他に、組織細胞とそれをとりまく毛細血管中の血液との間で行われるものがある。