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労働衛生
H16前期-問11
健康保持増進のための健康測定の項目と、法令による定期健康診断の項目とは共通しているものが多いが、健康測定においてのみ行われるものは次のうちどれか。
1:血糖検査
2:血圧の測定
3:肝機能検査
4:血中脂質検査
5:呼吸機能の検査
H16前期-問12
採光、照明等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:局部照明は、検査作業などのように、特に手元が高照度であることが必要な場合に用いられる。
2:全般照明は、作業場全体を明るくする方法で所要照度があまり大きくない普通の作業場に用いられる。
3:立体視を必要とする作業では、作業面に影のできない照明がよい。
4:部屋の彩色にあたっては、目の高さ以下はまぶしさを防ぎ安定感を出すために濁色とするとよい。
5:全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度の1/10以上であることが望ましい。
H16前期-問13
VDT作業の労働衛生管理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:照明器具等の高輝度の光源がディスプレイ画面に映り込まないようにする。
2:ディスプレイ画面上における照度は、500ルクス以下になるようにする。
3:視覚以外に、姿勢、騒音、作業時間その他種々の疲労誘発要因に対する対策が必要である。
4:一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10~15分の作業休止時間を設けるようにする。
5:作業による健康障害は、初期にはほとんど自覚症状がないので、眼の検査及び筋骨格系の他覚的検査により異常を早期に発見することが必要である。
H16前期-問14
下文中の[ ]内Aの用語及びBの数字の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
「疾病り患の頻度を表す病休度数率は、次の式により求められる。」
1:A=疾病休業件数 B=1000
2:A=疾病休業件数 B=10000
3:A=疾病休業件数 B=1000000
4:A=疾病休業延日数 B=1000
5:A=疾病休業延日数 B=1000000
H16前期-問15
労働衛生管理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:健康管理においては、ストレス等に関連した心の健康の確保対策が重要な課題となってきている。
2:健康管理の目的としては、健康を保持増進し、労働適応能力を向上させることまで含めて考えられている。
3:作業管理の内容は、作業強度、作業密度、作業時間、作業姿勢など極めて広い範囲にわたる。
4:作業管理の進め方としては、適切な作業を行うための手順や方法を定め、訓練等により労働者に徹底させることが必要である。
5:作業環境管理の最終目標は、健康診断によって発見された健康障害の原因を究明し、その原因を作業場から除去することにある。
H16前期-問16
細菌性食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:ブドウ球菌による食中毒は感染型である。
2:ボツリヌス菌による毒素は、神経毒である。
3:ブドウ球菌による毒素は熱に弱い。
4:腸炎ビブリオによる食中毒は、糞尿により汚染された食肉等が原因となることが多い。
5:サルモネラ菌による食中毒は毒素型である。
H16前期-問17
一般の作業場、事務所等における換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:人間の呼気の成分は、酸素約16%、二酸化炭素(炭酸ガス)約4%である。
2:必要換気量は、そこに働く人の労働の強度によって増減する。
3:必要換気量と気積から、その作業場の必要換気回数が求められる。
4:必要換気量は、通常、室内にいる人が1時間に呼出する二酸化炭素量を、室内の二酸化炭素基準濃度で除して算出する。
5:必要換気量算出にあたっては、普通、室内の二酸化炭素基準濃度を0.1%としている。
H16前期-問19
骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:開放骨折のことを複雑骨折という。
2:骨にひびが入った状態を、単純骨折という。
3:損傷が皮膚にまで及ばない骨折のことを、不完全骨折という。
4:副子を手や足に当てるときは、先端が手先、足先から出ないようにする。
5:意識や呼吸のない場合、頸椎骨折が疑われるときは、下顎挙上法による気道確保は、頸椎を伸ばす動作が加わるので行ってはならない。
H16前期-問20
出血に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:直接圧迫法は、出血部を直接圧迫する方法であって、最も簡単であり、効果的な止血方法である。
2:間接圧迫法は、出血部より心臓に近い部位の動脈を圧迫する方法である。
3:動脈からの出血の場合は、出血部位等にかかわらず、止血帯により止血しなければならない。
4:止血帯としては、三角巾、手ぬぐい、ネクタイなどを利用する。
5:胸部、腹部の打撲の場合は、内出血に留意する。
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