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ボイラーの構造(問1~問10)

H23前期-問1

熱及び蒸気について、誤っているものは次のうちどれか。

1:水の飽和温度は、圧力が高くなるに従って高くなる。

2:水の温度は、沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまでは一定である。

3:飽和水の比エンタルピは、圧力が高くなるに従って大きくなる。

4:飽和蒸気の比体積は、圧力が高くなるに従って大きくなる。

5:飽和水の蒸発熱は、圧力が高くなるに従って小さくなり、臨界圧力に達すると0になる。

解答と解説

H23前期-問2

ボイラー各部の構造と強さについて、誤っているものは次のうちどれか。

1:ボイラーの胴板には、内部の圧力によって周方向及び軸方向に引張応力が生じる。

2:胴の長手継手の強さは、胴の周継手に求められる強さの1/2以上あればよい。

3:平鏡板は、内部の圧力によって曲げ応力が生じるので、圧力の高いものはステーによって補強する。

4:ガセットステーを取り付ける場合には、鏡板との取付部の下端と炉筒との間にブリージングスペースを設ける。

5:炉筒は、鏡板で拘束されているため、燃焼ガスによって加熱されると炉筒板に圧縮応力が生じる。

解答と解説

H23前期-問3

炉筒煙管ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。

1:炉筒煙管ボイラーは、内だき式ボイラーで、一般に径の大きい波形炉筒と煙管群を組合せてできている。

2:水管ボイラーに比べて、伝熱面積当たりの保有水量が少ないので、起動から所要蒸気を発生するまでの時間が短い。

3:戻り燃焼方式を採用し、燃焼効率を高めているものがある。

4:加圧燃焼方式を採用し、燃焼室熱負荷を高くして燃焼効率を高めているものがある。

5:煙管には、伝熱効果の大きいスパイラル管を採用しているものが多い。

解答と解説

H23前期-問4

次の文中の[  ]内に入れる[ A ]、[ B ]及び[ C ]の語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「固体壁を通して高温流体から低温流体へ熱が伝わる程度を表す[ A ]率は、両側の流体と壁面との間の[ B ]率及び固体壁の[ C ]率とその厚さによって決まる。」

1:A=熱貫流 B=熱伝達 C=熱伝導

2:A=熱貫流 B=熱伝導 C=熱伝達

3:A=熱伝達 B=熱貫流 C=熱伝導

4:A=熱伝達 B=熱伝導 C=熱貫流

5:A=熱伝導 B=熱伝達 C=熱貫流

解答と解説

H23前期-問5

鋳鉄製蒸気ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。

1:各セクションは、蒸気部連絡口及び水部連絡口の穴の部分に、こう配のついたニップルをはめて結合される。

2:ウエットボトム形は、伝熱面積を増加させるため、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっている。

3:暖房用ボイラーでは、返り管を備え、原則として復水を循環使用する。

4:給水管は、ハートフォード式連結法によって安全低水面の位置でボイラーに直接取り付けられる。

5:鋼製ボイラーに比べて、強度が弱く、熱の不同膨張によって割れを生じやすいが、腐食に強い。

解答と解説

H23前期-問6

ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。

1:渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のないもので、一般に低圧のボイラーに使用される。

2:円周流ポンプは、渦流ポンプともいい、小さい駆動動力で高い揚程が得られ、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられる。

3:インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するもので、比較的圧力の低いボイラーの予備給水用として使用される。

4:ボイラー又はエコノマイザの入口には、給水弁と給水逆止め弁が取り付けられる。

5:給水逆止め弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられる。

解答と解説

H23前期-問7

次の文中の[  ]内に入れる[ A ]及び[ B ]の語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「ボイラー胴の蒸気室の頂部に[ A ]を直接開口させると、水滴が混じった蒸気が取り出されやすいため、低圧ボイラーには、大径のパイプの上面の多数の穴から蒸気を取り入れ、水滴は下部の穴から流すようにした[ B ]が用いられる。」

1:A=給水内管 B=沸水防止管

2:A=給水内管 B=蒸気トラップ

3:A=給水内管 B=気水分離器

4:A=主蒸気管 B=沸水防止管

5:A=主蒸気管 B=蒸気トラップ

解答と解説

H23前期-問8

ボイラーに空気予熱器を設置した場合の特徴として、誤っているものは次のうちどれか。

1:ボイラーの効率が上昇する。

2:燃焼状態が良好になる。

3:燃焼室内温度が上昇し、炉内伝熱管の熱吸収量が多くなる。

4:水分の多い低品位燃料の燃焼に有効である。

5:乾き度の高い飽和蒸気を得ることができる。

解答と解説

H23前期-問9

超臨界圧力用のボイラーとして採用される構造のボイラーは次のうちどれか。

1:流動層燃焼ボイラー

2:強制循環式水管ボイラー

3:放射形ボイラー

4:貫流ボイラー

5:熱媒ボイラー

解答と解説

H23前期-問10

ボイラーの自動制御における制御量の対象と操作量の組合せとして、誤っているものは1~5のうちどれか。

制御量の対象操作量
1:蒸気圧力燃料量及び燃焼空気量
2:蒸気温度燃料量及び給水量
3:水位給水量
4:炉内圧力排出ガス量
5:空燃比燃料量及び燃焼空気量

解答と解説

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