ボイラー水中の不純物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:水中に含まれる硬度成分は、ボイラー水が蒸発して濃縮されるとスケールとなって付着する。
2:カルシウムやマグネシウム塩類を多く含んでいる水ほどボイラー給水として適している。
3:水中に溶存する酸素、二酸化炭素などはボイラーの腐食の原因となる。
4:懸濁物は、キャリオーバの原因となる。
5:硫酸塩類は、沸騰によって分解せず、濃縮して硬質のスケールとなる。
答:2
1:正しい。水中に含まれる硬度成分は、ボイラー水が蒸発して濃縮されるとスケールとなって付着する。
2:誤り。カルシウムやマグネシウム塩類を多く含んでいる水ほどスケールが発生しやすく、ボイラー給水としては適さない。
3:正しい。水中に溶存する酸素、二酸化炭素などはボイラーの腐食の原因となる。
4:正しい。懸濁物は、キャリオーバの原因となる。
5:正しい。硫酸塩類は、沸騰によって分解せず、濃縮して硬質のスケールとなる。