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労働衛生(有害業務以外)

H28後期-問28

厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づくメンタルヘルスケアに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:メンタルヘルスケアを中長期的視点に立って継続的かつ計画的に行うため策定する「心の健康づくり計画」は、各事業場における労働安全衛生に関する計画の中に位置付けることが望ましい。

2:「心の健康づくり計画」の策定に当たっては、衛生委員会又は安全衛生委員会において十分調査審議を行う。

3:事業者がメンタルヘルスケアを積極的に推進する旨の表明に関することは、「心の健康づくり計画」で定めるべき事項に含まれる。

4:「セルフケア」とは、労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減する、またはこれに対処することである。

5:メンタルヘルスケアは、「セルフケア」、「家族によるケア」及び「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」の三つのケアを継続的かつ計画的に行うことが重要である。

解答と解説

H28後期-問29

厚生労働省の「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」において、快適な職場環境の形成のための措置の実施に関し、考慮すべき事項とされていないものは次のうちどれか。

1:継続的かつ計画的な取組

2:経営者の意向の反映

3:労働者の意見の反映

4:個人差への配慮

5:潤いへの配慮

解答と解説

H28後期-問30

一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:傷病者の反応がない場合は、大声で叫んで周囲に注意喚起し、協力者を確保する。

2:周囲に協力者がいる場合は、119番通報やAED(自動体外式除細動器)の手配を依頼する。

3:口対口人工呼吸は、傷病者の鼻をつまみ、1回の吹き込みに約3秒かけて傷病者の胸の盛り上がりが見える程度まで吹き込む。

4:胸骨圧迫は、胸が5cm沈む強さで、1分間に100~120回のテンポで行う。

5:AEDを用いた場合、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときには、音声メッセージに従い、胸骨圧迫を再開し、心肺蘇生を続ける。

解答と解説

H28後期-問31

虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:運動負荷心電図検査は、心筋の異常や不整脈の発見には役立つが、虚血性心疾患の発見には役立たない。

2:虚血性心疾患発症の危険因子には、高血圧、喫煙、脂質異常症などがある。

3:虚血性心疾患は、狭心症と心筋梗塞とに大別される。

4:狭心症は、心臓の血管の一部の血流が一時的に悪くなる病気である。

5:狭心症の痛みの場所は、心筋梗塞とほぼ同じであるが、その発作が続く時間は、通常数分程度で、長くても15分以内におさまることが多い。

解答と解説

H28後期-問32

ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産出した毒素により発症する。

2:ウイルスの感染性は、長時間煮沸しても失われない。

3:潜伏期間は、1~2日間である。

4:発生時期は、夏季が多い。

5:症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。

解答と解説

H28後期-問33

厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:事業場内健康保持増進体制の整備に関することは、健康保持増進計画で定める事項に含まれない。

2:産業医は、健康診断の結果を評価し、運動指導等の健康指導を行うための指導票を作成するとともに、個々の労働者に対して運動指導を行う。

3:運動指導担当者が中心となって行う健康測定の結果に基づき、産業栄養指導担当者が、個々の労働者に対して必要な栄養指導を行う。

4:喫煙及び飲酒に関することは、産業保健指導担当者が行う保健指導の内容に含まれる。

5:健康保持増進措置を実施するためのスタッフは、いかなる場合であってもその事業場内で確保するべきであり、外部の機関に委託してその職務を実施させてはならない。

解答と解説

H28後期-問34

熱傷の救急処置などに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:熱傷はⅠ~Ⅲ度に分類され、水疱ができる程度の熱傷は、Ⅱ度に分類される。

2:水疱ができたときは、周囲に広がらないように水疱を破って清潔なガーゼや布で軽く覆う。

3:熱傷面は、すぐに水をかけて十分冷やすことが応急手当のポイントであるが、熱傷の範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは低体温となるおそれがあるので注意が必要である。

4:衣類を脱がすときは、熱傷面に付着している衣類は残して、その周囲の部分だけを切り取る。

5:45℃程度の熱源への長時間接触による低温熱傷は、一見、軽傷にみえても熱傷深度は深く難治性の場合が多い。

解答と解説

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