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労働衛生(有害業務以外)

H23後期-問28

在室者が26人の事務室において、二酸化炭素濃度を1000ppm以下に保つために最小限必要な換気量(m3/h)に最も近いものは次のうちどれか。
ただし、在室者が呼出する二酸化炭素量は1人当たり0.018m3/h、外気の二酸化炭素濃度は300ppmとする。

1:110

2:160

3:260

4:470

5:670

解答と解説

H23後期-問29

温熱条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:温熱環境は、気温、湿度及び放射熱(ふく射熱)の三つの温熱要素によって決定される。

2:実効温度は、気温、湿度及び放射熱の総合効果を一つの指標で表したものである。

3:不快指数は、温熱環境の不快度を表す指標で、乾球温度及び黒球温度の測定値から算出される。

4:WBGTは、暑熱環境のリスクを評価するための指標で、屋外で太陽照射がある場合は、自然湿球温度、黒球温度及び乾球温度の測定値から算出される。

5:至適温度は、作業中の温度感覚を表す指標として、作業に対応するエネルギー代謝率と職場の平均気温から求められ、感覚温度ともいわれる。

解答と解説

H23後期-問30

厚生労働省の「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:書類上及びキーボード上における照度は、300ルクス以上になるようにする。

2:ディスプレイ画面上における照度は、500ルクス以上になるようにする。

3:ディスプレイ画面までの視距離は30cm程度とし、画面の上端が、眼の高さよりやや上になるようにする。

4:単純入力型又は拘束型に該当するVDT作業については、一連続作業時間が2時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に5~10分程度の作業休止時間を設けるようにする。

5:VDT作業従事者に対する特殊健康診断の検査項目は、眼疲労を中心とする「自覚症状の有無の検査」及び視力、調節機能等の「眼科学的検査」の2項目である。

解答と解説

H23後期-問31

厚生労働省の「職場における喫煙対策のためのガイドライン」に基づく喫煙対策の進め方に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:空間分煙による施設・設備面の対策としては、可能な限り、喫煙のための独立した部屋である喫煙室を設置することとし、これが困難である場合には、喫煙コーナーを設置する。

2:喫煙室又は喫煙コーナーには、喫煙対策機器として、たばこの煙を除去して室内に排気する方式の空気清浄装置を設置することとし、これが困難な場合には、屋外に直接排気する方式の局所排気装置や換気扇を設置する。

3:喫煙室又は喫煙コーナーからのたばこの煙やにおいの漏れを防止するため、非喫煙場所との境界において、喫煙室又は喫煙コーナーへ向かう気流の風速を0.2m/s以上とするように必要な措置を講じる。

4:職場の空気環境の測定を定期的に行い、浮遊粉じんの濃度を0.15mg/m3以下及び一酸化炭素の濃度を10ppm以下とするように必要な措置を講じる。

5:妊婦及び呼吸器・循環器等に疾患を持つ労働者は、受動喫煙による健康への影響を一層受けやすい懸念があることから、空間分煙を徹底する等の配慮を行う。

解答と解説

H23後期-問32

病休強度率を表す次式中の[  ]内に入れるAからCの語句又は数字の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

1:A=疾病休業延日数 B=延実労働時間数 C=1000

2:A=疾病休業延日数 B=延実労働日数 C=1000

3:A=疾病休業延日数 B=延実労働日数 C=1000000

4:A=疾病休業件数 B=延実労働日数 C=1000000

5:A=疾病休業件数 B=延実労働時間数 C=1000000

解答と解説

H23後期-問33

一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:傷病者に反応がない場合は、気道を確保した後、約1分間呼吸の様子を観察し、普段どおりの息(正常な呼吸)が無いと判断した場合に、心肺蘇生を行う。

2:気道を確保するには、仰向けに寝かせた傷病者の顔を横から見る位置に座り、片手で傷病者の額をおさえながら、もう一方の手の指先を傷病者のあごの先端にあてて持ち上げる。

3:人工呼吸は、1回の息の吹き込みに約1秒かけて、傷病者の胸が上がるのが見てわかる程度の量の息を吹き込む。

4:人工呼吸と胸骨圧迫を実施する場合には、人工呼吸2回に胸骨圧迫30回程度を繰り返す。

5:AED(自動体外式除細動器)を用いた場合には、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときに、音声メッセージに従い、胸骨圧迫を開始し心肺蘇生を続ける。

解答と解説

H23後期-問34

熱傷及びその救急処置等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:熱傷面は、受傷後速やかに水道水などで痛みが和らぐまで冷やすが、広範囲の熱傷では過度に体温が低下しないように注意する。

2:水疱を生じた場合は、これを破らないようにして、清潔なガーゼや布で軽く覆う。

3:水疱ができる程度の熱傷は、Ⅱ度に分類される。

4:着衣の上から熱傷した場合は、無理に着衣を脱がさず、そのまま水をかけて冷やす。

5:熱傷部位が広くショックに陥ったときは、寝かせて、身体を冷やし、頭部を高くする体位をとらせる。

解答と解説

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