呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:呼吸運動は、横隔膜や肋間筋などの呼吸筋が収縮と弛緩をすることで胸腔内の圧力を変化させ、肺を受動的に伸縮させることにより行われる。
2:肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、内呼吸である。
3:成人の呼吸数は、通常、1分間に16~20回であるが、食事、入浴及び発熱によって減少する。
4:呼吸に関与する筋肉は、間脳の視床下部にある呼吸中枢によって支配されている。
5:身体活動時には、血液中の窒素分圧の上昇により呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。
答:1
1:正しい。呼吸運動は、横隔膜や肋間筋などの呼吸筋が収縮と弛緩をすることで胸腔内の圧力を変化させ、肺を受動的に伸縮させることにより行われる。
2:誤り。肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、外呼吸である。
3:誤り。成人の呼吸数は、通常、1分間に16~20回であるが、食事、入浴や発熱によって増加する。
4:誤り。呼吸に関与する筋肉は、延髄にある呼吸中枢によって支配されている。
5:誤り。身体活動時には、血液中の二酸化炭素分圧の上昇などにより呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。