骨折及びその救急処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:複雑骨折とは、骨が多数の骨片に破砕された状態をいう。
2:皮膚から突出している骨は、直ちに皮下に戻すようにする。
3:骨折が疑われる部位は、よく動かしてその程度を判断する必要がある。
4:骨折部の固定のため副子を手や足に当てるときは、その先端が手先や足先から出ないようにする。
5:損傷が皮膚にまで及ばない骨折のことを単純骨折という。
答:5
1:誤り。複雑骨折とは、皮膚の外に骨の折端が出ているものをいう。
2:誤り。皮膚から突出している骨は、周囲の神経や血管を傷つけるおそれがあるため、そのままの状態で固定する。
3:誤り。骨折が疑われる部位は、動かさないようにしなければならない。
4:誤り。骨折部の固定のため副子を手や足に当てるときは、その先端が手先や足先から少し出るようにする。
5:正しい。損傷が皮膚にまで及ばない骨折のことを単純骨折という。