一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:気道を確保するためには、片手で額を押さえながら、もう一方の手の指で顎先を上に引き上げるようにする。
2:心肺蘇生は、人工呼吸2回に胸骨圧迫30回を繰り返して行う。
3:気道が確保されていない状態で人工呼吸を行うと、吹き込んだ息が胃に流入し、胃が膨張して内容物が口の方に逆流し気道閉塞を招くことがある。
4:胸骨圧迫は、胸が4~5cm程度沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に約60回のテンポで行う。
5:AED(自動体外式除細動器)を用いた場合、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときには、音声メッセージに従い、胸骨圧迫を開始し心肺蘇生を続ける。
答:4
1:正しい。気道を確保するためには、片手で額を押さえながら、もう一方の手の指で顎先を上に引き上げるようにする。
2:正しい。心肺蘇生は、人工呼吸2回に胸骨圧迫30回を繰り返して行う。
3:正しい。気道が確保されていない状態で人工呼吸を行うと、吹き込んだ息が胃に流入し、胃が膨張して内容物が口の方に逆流し気道閉塞を招くことがある。
4:誤り。胸骨圧迫は、胸が少なくとも5cm沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に約100回のテンポで行う。
5:正しい。AED(自動体外式除細動器)を用いた場合、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときには、音声メッセージに従い、胸骨圧迫を開始し心肺蘇生を続ける。