Home > 労働衛生(有害業務) > H22後期-問14

H22後期-問14

熱中症の一つで、高温環境下で体温調節中枢の麻痺により、体温の上昇、発汗の停止、意識障害などの重篤な症状に至るものは次のうちどれか。

1:熱失神

2:熱射病

3:熱虚脱

4:熱痙攣

5:熱疲労

答:2

1:誤り。熱失神は、多量の発汗による脱水と末端血管の拡張によって、体全体の血液の循環量が減少した時に生じ、突然意識が消失する。

2:正しい。熱射病は、高温環境下で体温調節中枢の麻痺により、体温の上昇、発汗の停止、意識障害などの重篤な症状に至る。

3:誤り。熱虚脱は、高温環境下での労働において、皮膚に血液がたまり、脳への血液の流れが少なくなり、めまいや失神を起こす。

4:誤り。熱痙攣は、多量の発汗により失われた塩分の補給が不十分な場合に血液中の塩分濃度が低下することで生じ、筋肉痙攣などを起こす。

5:誤り。熱疲労は、多量の発汗に水分や塩分補給が追いつかず、脱水症状になった時に発生し、めまい、立ちくらみ、脱力、疲労、頭痛、吐き気や嘔吐などを起こす。

スポンサーリンク

Home > 労働衛生(有害業務) > H22後期-問14

Page Top

© 2011-2023 過去問.com