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H22前期-問34

一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:傷病者に反応がない場合は、気道を確保した後、約1分間呼吸の様子を観察し、普段どおりの息(正常な呼吸)が無いと判断した場合に、心肺蘇生を行う。

2:気道を確保するには、仰向けに寝かせた傷病者の顔を横から見る位置に座り、片手で傷病者の額をおさえながら、もう一方の手の指先を傷病者のあごの先端にあてて持ち上げる。

3:胸骨圧迫は、胸が4~5cm程度沈む強さで胸骨下半分を圧迫し、1分間に約100回のテンポで行う。

4:人工呼吸と胸骨圧迫を実施する場合には、人工呼吸2回に胸骨圧迫30回を繰り返す。

5:AED(自動体外式除細動器)を用いた場合には、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときに、音声メッセージに従って胸骨圧迫を開始し心肺蘇生を続ける。

答:1

1:誤り。傷病者に反応がない場合は、大声で叫んで周囲の注意を喚起して協力を求め、119番通報と近くにあるAEDを手配し、救命処置を開始する。呼吸の確認は、気道確保後10秒以内に行う。

2:正しい。気道を確保するには、仰向けに寝かせた傷病者の顔を横から見る位置に座り、片手で傷病者の額をおさえながら、もう一方の手の指先を傷病者のあごの先端にあてて持ち上げる。

3:正しい。胸骨圧迫は、胸が4~5cm程度沈む強さで胸骨下半分を圧迫し、1分間に約100回のテンポで行う。(注:現在では、胸が少なくとも5cm沈む強さで圧迫するとされている)

4:正しい。人工呼吸と胸骨圧迫を実施する場合には、人工呼吸2回に胸骨圧迫30回を繰り返す。

5:正しい。AED(自動体外式除細動器)を用いた場合には、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときに、音声メッセージに従って胸骨圧迫を開始し心肺蘇生を続ける。

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