細菌性食中毒のうち、主に神経症状を呈し、致死率が高いものの病原菌は次のうちどれか。
1:ボツリヌス菌
2:サルモネラ菌
3:ブドウ球菌
4:セレウス菌
5:腸炎ビブリオ
答:1
1:正しい。ボツリヌス菌による食中毒は、主に神経症状を呈し、致死率が高い。
2:誤り。サルモネラ菌による食中毒の症状は、主に嘔吐、腹痛、下痢や発熱で、ほとんどの場合は点滴や抗生物質などの投与で回復する。
3:誤り。ブドウ球菌による食中毒の症状は、主に嘔吐、腹痛、下痢であり、脱水症状になると点滴などが必要となる。
4:誤り。セレウス菌による食中毒は、嘔吐、吐き気、下痢、腹痛を主症状とする嘔吐型と、激しい下痢を主症状とする下痢型がある。
5:誤り。腸炎ビブリオによる食中毒の症状は、激しい腹痛や下痢であり、ほとんどは抗生物質の投与で回復する。