騒音及びその障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:騒音性難聴は、初期には気がつかないことが多い。
2:騒音性難聴による聴力低下は、4000Hz付近から始まるため、この聴力低下の型をC5dipという。
3:騒音性難聴は、騒音により内耳の前庭や半規管の機能に障害を受けたことにより生じる。
4:騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与えるため、騒音ばく露により、交感神経の緊張や副腎皮質ホルモンの分泌の増加が認められることがある。
5:等価騒音レベルは、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応するため、作業環境における騒音の大きさを表すのに広く用いられる。
答:3
1:正しい。騒音性難聴は、初期には気がつかないことが多い。
2:正しい。騒音性難聴による聴力低下は、4000Hz付近から始まるため、この聴力低下の型をC5dipという。
3:誤り。騒音性難聴は、騒音により内耳の有毛細胞が障害を受けたことにより生じる。
4:正しい。騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与えるため、騒音ばく露により、交感神経の緊張や副腎皮質ホルモンの分泌の増加が認められることがある。
5:正しい。等価騒音レベルは、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応するため、作業環境における騒音の大きさを表すのに広く用いられる。