特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:有害業務への配置替えの際に行う特殊健康診断は、業務適性の判断と、その後の業務の影響を調べるための基礎資料を得る目的をもって行われる。
2:対象とする特定の健康障害と類似の他の疾患との判別が、一般健康診断よりも一層強く求められる。
3:適切な検診デザインを行うためには、現在の作業内容及び有害要因へのばく露状態を把握する必要がある。
4:有害物質による健康障害の大部分のものは、自覚症状が他覚的所見に先行して出現するので、この健康診断では問診に重きがおかれている。
5:検診項目として生物学的モニタリングによる検査が含まれているものがある。
答:4
1:正しい。有害業務への配置替えの際に行う特殊健康診断は、業務適性の判断と、その後の業務の影響を調べるための基礎資料を得る目的をもって行われる。
2:正しい。特殊健康診断では、対象とする特定の健康障害と類似の他の疾患との判別が、一般健康診断よりも一層強く求められる。
3:正しい。特殊健康診断の適切な検診デザインを行うためには、現在の作業内容及び有害要因へのばく露状態を把握する必要がある。
4:誤り。有害物質による健康障害は、自覚症状が他覚的所見に先行して出現するとは限らない。
5:正しい。特殊健康診断の検診項目として、生物学的モニタリングによる検査が含まれているものがある。