職業性疾病に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
１：熱中症とは、高温条件下で発生する障害の総称で、金属熱はその一つである。
２：潜水業務における減圧症は、浮上後に発症しやすい。
３：鉄、アルミニウムなどの金属粉じんは、じん肺を起こすことがある。
４：騒音性難聴は、通常の会話音より高い音から聞こえにくくなる。
５：振動障害の特徴的な症状の一つであるレイノー現象（白指発作）は、冬期に発生しやすい。
答：１
１：誤り。金属熱は熱中症の一つではない。金属熱は、ヒューム（金属の蒸気）の吸入により、だるさ、関節痛、悪寒、呼吸困難、嘔吐、発熱、頭痛などの症状が現れるものである。通常は、数時間後に回復する。
２：正しい。潜水業務における減圧症は、浮上後に発症しやすい。
３：正しい。鉄、アルミニウムなどの金属粉じんは、じん肺を起こすことがある。
４：正しい。騒音性難聴は、通常の会話音より高い音から聞こえにくくなる。
５：正しい。振動障害の特徴的な症状の一つであるレイノー現象（白指発作）は、冬期に発生しやすい。