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H29前期-B-問8

ボイラーの通風に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:外気の密度をpa(kg/m3)、煙突内ガスの密度をpb(kg/m3)、煙突の高さをH(m)、重力加速度をg(m/S2)とすれば、煙突の理論通風力Z(Pa)は、Z=(pa-pb)gHで求められる。

2:人工通風は、自然通風に比べ、ボイラーなどの通風抵抗を小さくし、管群での燃焼ガス速度を下げることができるので、伝熱特性が向上する。

3:押込通風は、フアンを用いて燃焼用空気を大気圧より高い圧力として炉内に押し込むもので、一般に常温の空気を取り扱い、所要動力が小さいので広く用いられている。

4:誘引通風は、煙道又は煙突入口に設けたフアンによって燃焼ガスを吸い出し煙突に放出するもので、ガス中の腐食性物質によってフアンが損傷しやすい。

5:平衡通風は、押込通風と誘引通風を併用した方式で、通常、燃焼室内を大気圧よりわずかに低い圧力に調節する。

答:2

1:正しい。外気の密度をpa(kg/m3)、煙突内ガスの密度をpb(kg/m3)、煙突の高さをH(m)、重力加速度をg(m/S2)とすれば、煙突の理論通風力Z(Pa)は、Z=(pa-pb)gHで求められる。

2:誤り。人工通風は、自然通風に比べ、ボイラーなどの通風抵抗を大きくとることができ、管群での燃焼ガス速度を上げ、伝熱特性を向上させることができる。

3:正しい。押込通風は、フアンを用いて燃焼用空気を大気圧より高い圧力として炉内に押し込むもので、一般に常温の空気を取り扱い、所要動力が小さいので広く用いられている。

4:正しい。誘引通風は、煙道又は煙突入口に設けたフアンによって燃焼ガスを吸い出し煙突に放出するもので、ガス中の腐食性物質によってフアンが損傷しやすい。

5:正しい。平衡通風は、押込通風と誘引通風を併用した方式で、通常、燃焼室内を大気圧よりわずかに低い圧力に調節する。

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