燃料の分析及び性質に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度を着火温度という。
2:組成を示すときに、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられる。
3:低発熱量は、高発熱量から水の蒸発潜熱を差し引いた発熱量で、通常、熱量計による測定値は低発熱量である。
4:断熱熱量計による燃料の発熱量の測定は、水槽中に沈めた耐圧容器内で燃料を完全燃焼させたときの発生熱量を、水槽内の水の温度上昇から算出するものである。
5:高発熱量と低発熱量の差は、燃料中の水素及び水分の割合で決まる。
答:3
1:正しい。燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度を着火温度という。
2:正しい。組成を示すときに、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられる。
3:誤り。低発熱量は、高発熱量から水の蒸発潜熱を差し引いた発熱量で、真発熱量ともいう。高発熱量は、水の蒸発潜熱を含めた発熱量で、通常、熱量計による測定値は高発熱量である。
4:正しい。断熱熱量計による燃料の発熱量の測定は、水槽中に沈めた耐圧容器内で燃料を完全燃焼させたときの発生熱量を、水槽内の水の温度上昇から算出するものである。
5:正しい。高発熱量と低発熱量の差は、燃料中の水素及び水分の割合で決まる。
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