ボイラーの通風に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:外気の密度をPa(kg/m3)、煙突内ガスの密度をPb(kg/m3)、煙突の高さをH(m)、重力加速度をg(m/s2)とすれば、煙突の理論通風力Z(Pa)は、Z=(Pa-Pb)gHで求められる。
2:押込み通風は、炉内が大気圧以上の圧力となるので、炉内に漏れ込む空気がなく、ボイラー効率は向上する。
3:誘引通風は、煙道又は煙突入口に設けたファンによって燃焼ガスを吸い出し煙突に放出するもので、体積の大きい熱ガスを扱うため大型ファンを必要とする。
4:平衡通風は、押込み通風と誘引通風を併用した方式で、炉内の気密が困難な固体燃料を燃焼するボイラーなどに用いられる。
5:平衡通風は、強い通風力が得られるが、二種類のファンを必要とし、誘引通風に比べ所要動力は大きい。
答:5
1:正しい。外気の密度をPa(kg/m3)、煙突内ガスの密度をPb(kg/m3)、煙突の高さをH(m)、重力加速度をg(m/s2)とすれば、煙突の理論通風力Z(Pa)は、Z=(Pa-Pb)gHで求められる。
2:正しい。押込み通風は、炉内が大気圧以上の圧力となるので、炉内に漏れ込む空気がなく、ボイラー効率は向上する。
3:正しい。誘引通風は、煙道又は煙突入口に設けたファンによって燃焼ガスを吸い出し煙突に放出するもので、体積の大きい熱ガスを扱うため大型ファンを必要とする。
4:正しい。平衡通風は、押込み通風と誘引通風を併用した方式で、炉内の気密が困難な固体燃料を燃焼するボイラーなどに用いられる。
5:誤り。平衡通風は、二種類のファンを必要とし、強い通風力が得られるが、誘引通風に比べ所要動力は小さい。
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