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H23後期-A-問7

圧力計又は流量計に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:ブルドン管式圧力計は、断面がへん平な管を円弧状に曲げ、その一端を固定し他端を閉じ、その先に歯付扇形片を取り付け、小歯車とかみ合わせたものである。

2:ブルドン管式圧力計は、ブルドン管に圧力が加わり管の円弧が広がると、歯付扇形片が動き、小歯車を介して指針が大気圧との差圧を示す。

3:ブルドン管式圧力計は、通常、サイホン管を胴と圧力計との間に取り付け、その中に水を入れてブルドン管に蒸気や高温の水が直接入らないようにする。

4:容積式流量計は、ケーシング内でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、歯車とケーシング壁との間の空間部分の量だけ流体が流れ、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。

5:差圧式流量計は、流体の流れている管の中にベンチュリ管又はオリフィスなどの絞り機構を挿入すると、その入口と出口の間に圧力差が生じ、流量が差圧の2乗に比例することを利用している。

答:5

1:正しい。ブルドン管式圧力計は、断面がへん平な管を円弧状に曲げ、その一端を固定し他端を閉じ、その先に歯付扇形片を取り付け、小歯車とかみ合わせたものである。

2:正しい。ブルドン管式圧力計は、ブルドン管に圧力が加わり管の円弧が広がると、歯付扇形片が動き、小歯車を介して指針が大気圧との差圧を示す。

3:正しい。ブルドン管式圧力計は、通常、サイホン管を胴と圧力計との間に取り付け、その中に水を入れてブルドン管に蒸気や高温の水が直接入らないようにする。

4:正しい。容積式流量計は、ケーシング内でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、歯車とケーシング壁との間の空間部分の量だけ流体が流れ、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。

5:誤り。差圧式流量計は、流体の流れている管の中にベンチュリ管又はオリフィスなどの絞り機構を挿入すると、その入口と出口の間に圧力差が生じ、流量が差圧の平方根に比例することを利用している。

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