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H23前期-B-問7

重油バーナに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:蒸気(空気)噴霧式油バーナは、霧化特性がよく、油種は灯油からタールまで広い範囲で利用することができる。

2:低圧気流噴霧式油バーナは、4~10kPaの比較的低圧の空気を霧化媒体として燃料油を微粒化するもので、蒸発量が約10t/h以下の比較的小形のボイラーに用いられる。

3:圧力噴霧式油バーナの霧化媒体は、蒸気又は空気であり、燃焼に適した微粒化を行うため、圧力を0.5~0.7MPaの範囲に調整する。

4:ロータリバーナは、高速で回転するカップ状の霧化筒により、油を筒の先端で放射状に飛散させ、筒の外周から噴出する空気流によって霧化する形式のバーナである。

5:バーナのスタビライザは、燃料噴流と空気の初期混合部で空気に渦流あるいは旋回流を与えて、燃料噴流との接触を速めて着火を確実にし、燃焼を安定させる。

答:3

1:正しい。蒸気(空気)噴霧式油バーナは、霧化特性がよく、油種は灯油からタールまで広い範囲で利用することができる。

2:正しい。低圧気流噴霧式油バーナは、4~10kPaの比較的低圧の空気を霧化媒体として燃料油を微粒化するもので、蒸発量が約10t/h以下の比較的小形のボイラーに用いられる。

3:誤り。圧力噴霧式油バーナは、比較的高圧の燃料油のもつ圧力エネルギーで微粒化を図るものであり、燃焼に適した微粒化を行うため、圧力を0.5~0.7MPaの範囲に調整する。

4:正しい。ロータリバーナは、高速で回転するカップ状の霧化筒により、油を筒の先端で放射状に飛散させ、筒の外周から噴出する空気流によって霧化する形式のバーナである。

5:正しい。バーナのスタビライザは、燃料噴流と空気の初期混合部で空気に渦流あるいは旋回流を与えて、燃料噴流との接触を速めて着火を確実にし、燃焼を安定させる。

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