Home > ボイラーの構造(A1~A10) > H23前期-A-問3

H23前期-A-問3

水冷壁に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:スペースドチューブ壁は、耐火材の内側に裸水管を適当な間隔をもたせて配置し、耐火材の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

2:タンゼントチューブ壁は、耐火材の内側に裸水管を近接して配置し、水管の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

3:フィンチューブ壁は、耐火材の内側に水管両側に平板を溶接したひれ付き管を近接して配置し、水管の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

4:パネル式水冷壁(メンブレンウォール)は、フィンチューブの相互間を溶接して板状にまとめ、その内側に耐火材を塗布したものである。

5:スタッドチューブ壁は、水管の周囲に短い鋼棒片を多数溶接したものを内壁に並べ、その内側の面に耐火材を塗布したものである。

答:4

1:正しい。スペースドチューブ壁は、耐火材の内側に裸水管を適当な間隔をもたせて配置し、耐火材の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

2:正しい。タンゼントチューブ壁は、耐火材の内側に裸水管を近接して配置し、水管の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

3:正しい。フィンチューブ壁は、耐火材の内側に水管両側に平板を溶接したひれ付き管を近接して配置し、水管の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

4:誤り。パネル式水冷壁(メンブレンウォール)は、フィンチューブの相互間を溶接して板状にまとめた構造で、完全な気密が得られるので、燃焼ガスをシールするケーシングや耐火材が不要となる。

5:正しい。スタッドチューブ壁は、水管の周囲に短い鋼棒片を多数溶接したものを内壁に並べ、その内側の面に耐火材を塗布したものである。

スポンサーリンク

Home > ボイラーの構造(A1~A10) > H23前期-A-問3

Page Top

© 2011-2023 過去問.com