ボイラーの附属品及び附属装置に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:脱気器は、給水中の酸素など溶存気体を取り除くために、給水ポンプの吸込み側に設ける。
2:給水加熱器には、加熱蒸気と給水とが混合される混合式と加熱管を隔てて給水を加熱する熱交換式があり、後者が広く用いられている。
3:沸水防止管(アンチプライミングパイプ)は、多数の穴のあいたパイプで、上部から蒸気を取り入れて水滴を下部の穴から流すようにしたものである。
4:スクラバは、波板を重ねたものに蒸気を通し水滴を波板に衝突させて分離するもので、気水分離器の一種である。
5:変圧式スチームアキュムレータは、送気系統中に設けられ、余分の蒸気を過熱蒸気の状態で蓄えるものである。
答:5
1:正しい。脱気器は、給水中の酸素など溶存気体を取り除くために、給水ポンプの吸込み側に設ける。
2:正しい。給水加熱器には、加熱蒸気と給水とが混合される混合式と加熱管を隔てて給水を加熱する熱交換式があり、後者が広く用いられている。
3:正しい。沸水防止管(アンチプライミングパイプ)は、多数の穴のあいたパイプで、上部から蒸気を取り入れて水滴を下部の穴から流すようにしたものである。
4:正しい。スクラバは、波板を重ねたものに蒸気を通し水滴を波板に衝突させて分離するもので、気水分離器の一種である。
5:誤り。変圧式スチームアキュムレータは、送気系統中に設けられ、余分の蒸気を飽和水の状態で蓄えるものである。
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