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H21後期-A-問6

炉筒の構造と強度に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:炉筒は燃焼ガスによって加熱され、長手方向に膨張しようとするため、炉筒には圧縮応力が生じる。

2:炉筒の強度を増すため、波形炉筒を用いたり、平型炉筒の場合には外周に補強リングを溶接したりする。

3:平型炉筒では、熱応力を軽減するための伸縮継手の多くは各節の接合部に設けられ、溶接によって取り付けられる。

4:炉筒は胴に比べ外径が小さく、内側から蒸気の圧力を受けないので胴ほど真円度を必要としない。

5:鏡板にフランジを設け炉筒を突合せ溶接により取り付けることが一般的だが、一定条件のもとでは、フランジを設けないですみ肉溶接で取り付けることもある。

答:4

1:正しい。炉筒は燃焼ガスによって加熱され、長手方向に膨張しようとするため、炉筒には圧縮応力が生じる。

2:正しい。炉筒の強度を増すため、波形炉筒を用いたり、平型炉筒の場合には外周に補強リングを溶接したりする。

3:正しい。平型炉筒では、熱応力を軽減するための伸縮継手の多くは各節の接合部に設けられ、溶接によって取り付けられる。

4:誤り。炉筒は外圧を受けるため、真円度が保たれていないと変形(圧かい)を生じやすい。

5:正しい。鏡板にフランジを設け炉筒を突合せ溶接により取り付けることが一般的だが、一定条件のもとでは、フランジを設けないですみ肉溶接で取り付けることもある。

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