安全弁の調整に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:最高使用圧力の異なるボイラーを連絡している場合の安全弁の調整は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
2:一定量以上の蒸気を通過させて過熱器の異常な昇温を防ぐため、過熱器安全弁はボイラー本体の安全弁より先に作動するように調整する。
3:安全弁が2個以上ある場合は、いずれか1個を最高使用圧力又はそれ以下で先に吹き出すように調整し、段階的な圧力で安全弁が作動するようにする。
4:吹出し圧力が設定圧力より低い場合は、一旦ボイラーの圧力を設定圧力の70%程度まで下げ、調整ボルトを緩めて吹出し圧力を上昇させる。
5:安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上のときに行う。
答:4
1:正しい。最高使用圧力の異なるボイラーを連絡している場合の安全弁の調整は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
2:正しい。一定量以上の蒸気を通過させて過熱器の異常な昇温を防ぐため、過熱器安全弁はボイラー本体の安全弁より先に作動するように調整する。
3:正しい。安全弁が2個以上ある場合は、いずれか1個を最高使用圧力又はそれ以下で先に吹き出すように調整し、段階的な圧力で安全弁が作動するようにする。
4:誤り。吹出し圧力が設定圧力より低い場合は、一旦ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを締めて吹出し圧力を上昇させる。
5:正しい。安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上のときに行う。
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