Home > ボイラーの構造(A1~A10) > H21前期-A-問5

H21前期-A-問5

鋳鉄製ボイラーに関し、次のうち正しいものはどれか。

1:鋼板製のものに比べ腐食に強く、熱による不同膨張にも強い。

2:側二重柱構造の場合、燃焼室側に下降管、外側に上昇管を配置して、セクション強度の補強とともにボイラ水の循環を促進している。

3:セクション壁面に多くのスタッドを取り付けて、高い伝熱面負荷を得る構造になっている。

4:蒸気ボイラーでは復水を循環使用するのを原則とし、給水管はボイラー本体後部セクションの安全低水面の少し下に直接取り付けられる。

5:蒸気ボイラーによる暖房では装置全体の熱容量が大きいので、温水ボイラーによる暖房に比べ、各部屋ごとの温度調節が容易である。

答:3

1:誤り。鋼板製のものに比べ腐食に強いが、熱による不同膨張には弱い。

2:誤り。側二重柱構造の場合、燃焼室側に上昇管、外側に下降管を配置して、セクション強度の補強とともにボイラ水の循環を促進している。

3:正しい。セクション壁面に多くのスタッドを取り付けて、高い伝熱面負荷を得る構造になっている。

4:誤り。蒸気ボイラーでは復水を循環使用するのを原則とし、給水管はハートフォード式連結法によって安全低水面の位置で返り管に取り付けられる。

5:誤り。温水ボイラーによる暖房では装置全体の熱容量が大きいので、蒸気ボイラーによる暖房に比べ、各部屋ごとの温度調節が容易である。

スポンサーリンク

Home > ボイラーの構造(A1~A10) > H21前期-A-問5

Page Top

© 2011-2023 過去問.com