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H21前期-A-問1

伝熱に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:金属壁の表面とそれに接する流体との間の熱移動を熱伝達といい、液体の沸騰又は蒸気の凝縮のように相変化を伴う場合の熱伝達率は極めて大きい。

2:平板壁の熱伝導によって伝わる熱量は、壁の両側面の温度差及び伝熱面積に比例し、厚さに逆比例する。

3:放射伝熱は、物体が保有する内部エネルギーの一部を電磁波の形で放出し、それが他の物体面に当たり吸収される熱移動のことである。

4:物体表面の単位面積から単位時間に出す放射エネルギーを放射エネルギー流束又は放射度といい、これは物体表面の絶対温度の2乗に比例する。

5:熱が高温流体から壁面を通して低温流体に伝えられる熱貫流は、高温流体から壁面までの熱伝達、壁の内部の熱伝導、壁の他面から低温流体までの熱伝達からなっている。

答:4

1:正しい。金属壁の表面とそれに接する流体との間の熱移動を熱伝達といい、液体の沸騰又は蒸気の凝縮のように相変化を伴う場合の熱伝達率は極めて大きい。

2:正しい。平板壁の熱伝導によって伝わる熱量は、壁の両側面の温度差及び伝熱面積に比例し、厚さに逆比例する。

3:正しい。放射伝熱は、物体が保有する内部エネルギーの一部を電磁波の形で放出し、それが他の物体面に当たり吸収される熱移動のことである。

4:誤り。物体表面の単位面積から単位時間に出す放射エネルギーを放射エネルギー流束又は放射度といい、これは物体表面の絶対温度の4乗に比例する。

5:正しい。熱が高温流体から壁面を通して低温流体に伝えられる熱貫流は、高温流体から壁面までの熱伝達、壁の内部の熱伝導、壁の他面から低温流体までの熱伝達からなっている。

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